室内音響の測定中に S/N 比が低下したり、悪化したりすることがあります。これは、マイクで録音された音に周囲のノイズが多く含まれ、ソフトウェアが測定用テスト信号と雑音を確実に区別することができなくなることを意味します。S/N比が低い場合は新たに測定する必要があります。

ここでは、S/N 比の問題でよくある原因と解決策をご紹介します。

原因

  • 部屋の周囲のノイズや音が大きすぎる。
  • 周囲で突発的なノイズが入る。
  • マイクゲインが高すぎる (デジタルノイズや周囲のノイズを拾いすぎている)。
  • Dirac Live のバージョンが古いため、ノイズから信号を検出する方法が劣っている。
  • 存在しないスピーカーが Dirac Live で認識されている。
  • PCがマイクのデータを誤って扱っている。
  • マイクをデバイスに接続した状態で、マイクのキャリブレーションファイルを読み込んでしまった。

解決方法

  • エアコン、乾燥機、冷蔵庫、ペットなど、過剰なノイズを発生させる可能性のある機器や機械類はすべて電源を切るか取り外し、窓やドアもすべて閉めてください。
  • マスター出力に対して、マイクのゲインを下げます。

:この 2 つのバランスが重要です。マスター出力は不快になるほど高くしてはならず、マイクゲインも S/N 比問題を引き起こすほど高くしないようにします。

  • Dirac Live ソフトウェアを 最新版 にアップデートしてください。S/N 比の計算機能がより向上します。
  • マイクがPCに接続されている場合は、別の USB ポートを使用してみてください。また,マイクのキャリブレーションファイルを使用することを忘れないでください。
  • 測定に成功したらグラフを確認し、特に低い周波で予想外に高い応答がないことを確認します。これは、周囲のノイズ (冷蔵庫の音など) が原因である可能性があります。
  • ボリューム キャリブレーションでは、すべてのスピーカーが使用されていることを確認してください。システムに接続されていないスピーカーが表示された場合は、信号経路を確認し、ご使用の Dirac Live 対応デバイスが存在しないスピーカーを誤って認識していないことを確認します。

■ 例:家庭用 AVR の場合、すべてのスピーカーがデバイスのファームウェアで認識されていることを確認します。サブウーファーとサラウンドスピーカーは正確な数だけ有効にしてください。システムがあまりにも多くのスピーカーを認識している場合、Dirac Live は信号を再生できないスピーカーに対してもキャリブレーションを行おうとするため、S/N 比の問題を発生させます。

■ デバイスの設定に「Small」や「Large」 など,存在しないスピーカーを含めると、スピーカー不足の問題が発生します。

  • マイクが USB で AVR に直接接続されている場合、キャリブレーションファイルを読み込まないでください。Dirac Live は、デバイスから自動的に適切なキャリブレーションファイルを読み込みます。


  • No labels