Dirac Processor スタンドアローンは、MacOS 10.14 以降のデバイスに対しデスクトップレベルでのオーディオ最適化を提供します。
Dirac Processor スタンドアローンを使用するには、Dirac Live® 3 アプリケーション (3.0.x) と Dirac Processor スタンドアローン (1.5.x) の 2 つのコンポーネントをダウンロード、インストールする必要があります。Dirac Live® 3 は測定とフィルター生成に使用し、Processor スタンドアローンは対応するフィルターを保存し、オーディオデータを処理します。
Dirac Live® 3 と Dirac Processor スタンドアローンのダウンロードとインストール
Dirac Live® 3 と Dirac Processor スタンドアローンは、こちらからダウンロードできます。ライセンス認証を行えるよう、PC がインターネットに接続されていることを確認してください。
ファイルを開いて、インストール手順に従ってください。
設定
- インストーラーを実行。
- PC を再起動。
- アプリケーションから DiracLiveProcessor を起動する。
- 必要に応じて Dirac アカウントにログインします。
- 初めてProcessor 画面を開いたときは何も表示されていません。この画面にはDirac Live® 3 でフィルターを作成した後でフィルターが登録されます。
- Dirac Live Processor で、[オプション] → [オーディオ設定] へと進み、使用するオーディオインターフェースを選択します。
- [Audio MIDI 設定] を開き、Dirac Virtual Audio Device がサウンドカードのリストにあることを確認します。
- サウンドを再生し、サウンド信号が Dirac Live Processor を通過していることを確認します。
以上で、これから測定を行い、最初のフィルターを作成する準備が整いました。
Dirac Live® 3 - クイックスタートガイド または Dirac Live® 3 - ユーザーマニュアル に進んでください。それでは音楽をお楽しみください!
トラブルシューティング
信号なし(No Signal)
[オプション] → [オーディオ設定]のダイアログボックスを開くと、信号が戻ってくるはずです。
Dirac Virtual Audio Device がシステムのオーディオ出力として選択されていることを確認してください。
Dirac Virtual Audio Device がデバイス選択に表示されていない
- ファインダーを開きます。
- [移動] → [フォルダへ移動] を選択します。
- /Library/Audio/Plug-Ins を貼り付けます。
- 「HAL」というフォルダがある場合は、デバイスを再起動してインストールが完了したことを確認し、再度 Dirac Virtual Audio Device の有無を確認してください。
- 「HAL」フォルダがない場合は、フォルダを作成し、Dirac Processor を再インストールしてください。その後「HAL」フォルダにdriver が表示されるかどうかを確認します。
- 上記でうまくいかず、「HAL」フォルダがある場合は、それを削除し、Processor を再度インストールしてデバイスを再起動してください。
Processor が動作していない
- 上記に示されている方法で Processor を有効にし、Processor が Mac からの信号を認識している(つまり、「No Signal」の警告が表示されていない)ことを確認します。
- Processor がまだ動作していない場合、[コントロールセンター] → [サウンド] または [Audio MIDI 設定] を開き、サウンド出力として希望する出力デバイスを選択します。
- ボリュームキーまたはスライダーで、出力デバイスの音量を上げます。ここで設定した音量レベルが、Processor で利用できる最大音量になります。
例えば、Realtek USB2.0 Audio を希望する出力デバイスとします。[コントロールセンター] でこれを出力として選択し、ボリュームを 60% にします。Processor を起動すると (システム出力を Dirac Virtual Audio Device に切り替えて)、最大で 60% の音量しか出力できません。Realtek の出力を 100% にすると、Processor は最大で 100% の出力ができます。 - [コントロールセンター] → [サウンド] または [Audio MIDI 設定] で出力を Dirac Virtual Audio Device に戻し、プロセッサを再度有効にします。
- ボリュームキーまたはスライダーでお好みの音量に調節してください。
出力デバイスから Dirac Virtual Audio Deviceが消える
解決方法
macOS Core Audio を再起動すると、[デバイス選択] に Dirac Virtual Audio Device が表示されます。
- ターミナルを開く
- そこに sudo launchctl kickstart -k system/com.apple.audio.coreaudiod を貼り付けます。
- 新しい Mac を使っていて、このコマンドが認識されない場合は、次のコマンドを試してください。
sudo launchctl stop com.apple.audio.coreaudiod && sudo launchctl start com.apple.audio.coreaudiod
- 新しい Mac を使っていて、このコマンドが認識されない場合は、次のコマンドを試してください。
- Dirac Virtual Audio Device が [デバイス選択] に表示されるようになります。